ICカードの複合機利用についてのご紹介
2015.10.22
ICカード.com/研美社ホームページをご覧頂きましてありがとうございます。
最近はIC機能付き(FeliCa,Mifare)のID証の発行が増えていることに伴いまして、
そのIC機能付きのカードを利用した入退室管理や、複合機導入の際のセキュリティカードとしてご利用される問合せが増えております。
複合機・プリンター ICカード認証システムのご紹介
会社オフィス内ではさまざまなドキュメントのセキュリティ事故、例えば重要なドキュメントが出力されたまま放置されていたり、間違えて他人に持ち出されたり、部外者に操作をされてしまったり…と出力された紙文書は常に危険にさらされています。
そこで、各複合機メーカーでは、さまざまなセキュリティー対策を施した複合機モデルを販売(リース)されておられます。
・ICカードを利用した防止策
それを防止する為に、複合機・プリンターに接続(内蔵)したカードリーダーにICカードをかざし、複合機・プリンターの使用をICカード所有者のみに限定したり、個人ごとに利用制限をかけることで、紙文書からの情報漏えいを防止します。
IDやパスワードを入力する手間がなく、ICカードをリーダーにかざすだけでスピード認証し、これを行わないかぎりドキュメントは出力されることがないので、出力文書の取り忘れ、取り間違えなどを防止することができます。
また、カードごとに複合機の使用制限もできます。
例えば、Aさんは「カラーコピー不可」、Bさんは「コピー/プリントのみ可」、Cさんは「全機能使用可」など、個人ごとに利用できる機能を設定することができ、さらにセキュリティーの高い機器運用を実現することも可能です。
機能の中には、すでに社員証や入館証に使用されているICカードにも柔軟に対応できるタイプも多いので、ユーザーは複数のカードを持つことから解放され、さまざまな場面での認証作業を1枚のカードで行うことができます。FeliCaをはじめ、MIFARE、I-CODE等にも追加対応できます。
・カード登録についても、CSVインポート/エクスポート対応
FeliCa/MIFARE カード対応している複合機では、FeliCaとMIFAREどちらのカードでもログインが可能です。付属している(※OPの場合有り)管理ツールを使用して、弊社からお渡しするカードユニーク番号(UID/Idm)と社員様の紐付けリスト(エクセル)にて、CSVフォーマットのファイルをIC カード認証サーバーに取り込むことで、
登録情報を簡単にインポートできます。
・管理機能もスムーズで省エネ
複合機の利用制限情報を一元管理することが可能です。
グループ単位での権限登録・管理も可能です。また複合機ごとの設定は必要ありませんので管理負荷を軽減できます。
機能としてはオプションの場合もございますが、
機器管理体制とセキュリティー環境を同時に構築することも可能です。
認証ユーザーのコピー、プリントなどの使用履歴を複合機本体もしくはサーバーに蓄積し、ユーザー単位のジョブを正確に把握。
たとえば個人ごとに使用できる機能などの制限をしたり、プリンターの利用状況などを一元的に管理できるので、管理権限者が一目で把握でき、紙出力による目視確認が不要となりコスト削減にも大きく貢献します。
・セキュリティー対策として
上記の対策を行うことにより、
複合機に対してセキュリティ対策を講じないままインターネットに接続した場合、本来公開すべきでないデータを第三者が閲覧することが可能となることも防ぐことができます。
ICカードにて社員証、ID証、スタッフ証発行ご検討の際は、
研美社までお気軽にご相談くださいませ。
FeliCa(フェリカ)
ソニー株式会社が開発した非接触型ICカード技術。日本国内の公共交通システムや電子マネーに広く採用されています。
MIFARE(マイフェア)
フィリップス社(現NXPセミコンダクターズ社)が開発した非接触型ICカード技術。欧米を中心に世界で最も普及しています。