「指紋認証」という言葉も一般的に耳にするようになりましたが、まだまだどういった事ができるかなどの疑問を持っている方も多いと思います。
ここでは指紋認証ってなに?という疑問と、どういった事ができるのかについてできるだけかんたんに紹介していきます。

そもそも指紋認証とは?

指紋認証とは生体認証(人の身体的特徴や行動的特徴を認証に用いる技術)のひとつでも利用されている件数が多い方式です。文字どおり指をセンサーに当てると、あらかじめ登録しておいた指紋情報と一致するかを確認してくれるものです。

たとえば、登録済みの指紋情報とセンサーにかざした指紋が一致し場合のみドアを開錠するといったような事が可能になります。あるいは指紋が一致した場合のみ勤怠システムの打刻を行えたり、情報機器の使用が可能になったりと、さまざまな場所で利用されています。

指紋は証拠能力が高い個人の特定方法として、現在もDNAと同じく裁判でも証拠として取り扱われています。このことから指紋による個人の特定については非常に高い精度が認められているということになります。

また、これは生体認証すべてに当てはまる事ですが、パスワードや物による認証と違い忘れてしまったり紛失したりすることが無いのが大きなメリットです。

ただし、加齢や何らかの事情で登録情報と変化が生じた場合は、生体認証の精度が下がってしまうこともあるということも知っておいたほうが良いポイントです。一定期間で照会のもととなるデータを更新するなどの対応で、こうした問題は回避できます。

タッチするイメージ

指紋認証はこんなところで使われています

建物の入退館・施錠管理

関係者以外立ち入り禁止の建物や、部屋などに活用されています。個人情報を扱う場所や、会員制のサロンなど、利用者限定したい場所に対して安全性を高めることができます。

例えばこんなところで使われています

24hジム オフィスビル サーバールーム
利用履歴(ログ)の精度向上

PCの起動、情報機器の利用履歴などにログ管理をしている企業は多いですが、これに指紋認証を併用するとなりすましを防止できるため利用履歴(ログ)の信頼性が飛躍的に向上します。

例えばこんなところで使われています

オフィス複合機 PC・タブレット端末の利用管理
勤怠管理や出席管理に

企業が学校などでの、不正な打刻を防止する目的でも活用されています。なりすましや代返の抑止になるだけでなく、行動履歴に対してのトレーサビリティの確保にも役立てられています。

例えばこんなところで使われています

学校 オフィス 社内ネットワーク利用認証
重要機器の利用管理に

機密情報や顧客・従業員情報の管理用途などの重要な機器の取扱いに指紋認証を搭載することで、権限のない人の閲覧や操作を協力にブロックすることができます。

例えばこんなところで使われています

個人情報取扱い事業者 公的機関

法人のお客さまへ

ICカード.comでご提供しているUS Card(アスカード)は指紋認証センサを搭載したICカードです。
対応リーダーであれば、リーダーの入れ替え無しで手軽に指紋認証によるセキュリティ対策が可能です。